新作


2018.11.9
J1811「フレアーシャツドレス」

ここ数年間の洋服の流行に「シャツ」があると思います。
当研究所の商品にもシャツはありますが、たっぷりのフレアーシルエットのシャツはなかったので今回作る事にしました。
着こなしによってはドレスにもなり、羽織れば軽いコート風にもなるデザインにしてみました。季節を問わず着まわせるかと思います。
胸に飾りフラップと袖口ベルトを付けて仕上げると、甘過ぎない雰囲気で羽織やすいコートっぽい雰囲気になりますし、フラップと袖口ベルトを付けなくても簡単でシンプルなフレアーシャツドレスに仕上げられますので、組み合わせを楽しめるようになっています。
肩や袖もコンパクトに見えますが、重ね着が出来るゆとりが入っていますのでリラックスして着ることが出来ます。
衿が3タイプ作れますので、素材に対して相性の良い衿を選べます。

グレーの素材は、ウールのサキソニーです。厚過ぎず柔らかい感触で適度なハリと落ち感もあります。
シャツ衿に飾りフラップ、袖口ベルトを付けました。前あきにはくるみスナップを付けてシンプルな仕上がりにしました。コートのように軽く羽織ったり、かしこまらずに着れるドレスにもなりました。ウールは厚過ぎない方がシャツ衿には合うので、素材の厚みを考えて選ぶと良いです。

濃紺の素材は、綿麻混のビエラです。綾織りなので少しふんわりとした感触でどちらかというと寒い季節に多く使われる素材の印象があります。しなやかですがハリはあまりないので、シルエットが広がり過ぎずすっきりとした仕上がりになりました。
スタンドカラーとフラップ、貝釦の組み合わせでシンプルで真似しやすい組み合わせですので、参考になさってみて下さい。定番の白の綿ブロードやタイプライターも素敵な仕上がりになるかと思います。
ご注文、詳細は「catalog」のページの「onepiece」のページをご覧下さい。

2018.11.2
J1810「ピーコート」

今や冬の定番である「ピーコート」。ずいぶんと軽く暖かくなってきたウール素材の進化に伴い、ダウンに変わり個人的にも着る機会の増えてきたアイテムです。車や自転車の運転もしやすい動きやすくカッコいい「ピーコート」を作りたくなりました。
シルエットとしては、腰丈で、後ろ脇が身体に沿ったカーブが美しく、適度にコンパクトで、そのシルエットに対して、大きめの衿が付いている、いわゆる海軍の制服に近い機能的で美しいデザインになったと思います。

私が初めてピーコートを見たのはいつだったか?は定かではありませんが、とてもキリッとしていてカッコよさに驚いた記憶があります。メンズなのに後ろ脇が身体に沿っていて、とにかくカッコよくて、そのカーブ見たさに古着屋さんに通った事を懐かしく思い出します。ピーコートは古着の方が美しいシルエットのものが多く、海軍の制服なんだなあと再確認させられます。
ただし、そのままでは着こなしにくいので、カッコよさはそのままに、今の雰囲気を落とし込んだシルエットに変換する作業が楽しかったです。このピーコートは、なだらかに沿った後ろ脇で、女性がきれいに見えるシルエットを目指しました。
腰丈でタイトに見えるけれど、適度なゆとりでリラックスして着れる寸法を目指して何度も修正を繰り返しました。
あまりゆとりが多いと野暮ったくなり、タイト過ぎると着心地が良くないので、出来るだけゆとりはあるけれどすっきりと見える形を探りながら仕上げていきました。
ジャケットやコートなどの重衣料はパタンナーとしてはやりがいのあるアイテムなので、仕事を超えて楽しみながら時間をかけて作り上げました。
J1001の「クラシックピーコート」よりも、少しタイトめで身体に沿ったシルエットとなっています。

濃紺はソフトメルトン。中厚~少し厚めでソフトタイプで硬すぎない質感。適度にハリのある素材で、一般的なメルトンよりも縫いやすいです。ソフトタイプは柔らかいので着心地も良いです。定番の仕上がりとなりました。以前のウール素材は重いわりには暖かくなかったのでフリースの登場、ダウンの充実とともに着なくなっていたのですが、最近のウールは軽くて柔らかくて暖かいので、ヒートテックなどのインナーの充実とともに、私の冬はウールのアウター一辺倒になりました。

カーキの素材はフラノ。中厚~少し厚めでやはりソフトタイプ。修正前でほんの少しだけサイズが大きいです。こちらのサンプルを制作後にパターンを少しだけ小さく修正しました。色と雰囲気を参考にして頂けると良いと思います。定番の紺だけでなく、黒や白も形に合って素敵だと思います。色違いで何着か持っていれば、冬のおしゃれの基本になると思います。

2018.10.19
O1809「シャーリング シャツドレス」

ベーシックなシャツでウエストを軽くマークするデザインのドレスが欲しいと思いました。1枚で簡単に着こなしが完成できるシャツドレスを作りました
スカート幅もウエストのシャーリング量も多過ぎないので、すっきりとして見えると思います。
前スカート中心にプリーツがあるのもアクセントになって、自然に布が腰周りから離れてくれます。
衿も3種類作れるので、素材や色の雰囲気に合わせやすいです。
カジュアル過ぎず、甘過ぎないベーシックなシャツの良さを活かしたデザインのドレスになったかなと思っています。

赤の素材は、キュプラの綾織りで中肉よりも少し薄手でハリは強くなく、光沢があり繊細な雰囲気です。
シャツカラーでスカート丈を少し短くアレンジして、華奢な素材なので、くるみスナップを付けました。
素材のハリが強くない為、シルエットは広がらずコンパクトな仕上がりとなりました。ペチコートなどをはくと身体から布が離れて少しボリュームが出せるので、素材によってはインナーの着こなしの工夫をすると見え方が変わります。

黒の素材は、綾織りの綿ですが、少しハリと厚みがあり、表面が軽く起毛していて暖かな柔らかい手触りです。
素材がしっかりとしているので、シルエットがはっきりと出ていますが、ウエストなどボリュームが多くないので、野暮ったさは感じないのが良いと思います。
ネル素材ほどの起毛ではないのでカジュアル過ぎない雰囲気に仕上がりました。寒い季節にブーツと合わせるのも相性が良さそうです。

日中は長袖で過ごせる今の時期にちょうど着やすいと思います。