新作


2023.5.19
B2305「フレンチフラットカラーシャツ」

暑い夏にも、Tシャツ、タンクトップの上にさっと羽織れる感じのシャツは重宝します。もちろん1枚で着ても良し。
ずっと以前のパターンで「キモノスリーブ」とか、B1011ブラウスジャケットやB2207シャツブラウスなどに近いですが、今回は身頃と一体化したような低い衿が作りたくなって最終的にこのデザインになりました。この衿は後ろにも前と同じように開いた状態になっているので、より低くなっています。ちょっとしたアクセントで可愛さをプラスしました。

低い衿の魅力は何だろう?どうして今作りたいのか?など自分に問いかけながら作業をしました。
低い衿の魅力は、首周りを柔らかく衿がトリミングしてきれいに見せてくれるのでは、と思います。
今どうしてなのかは、気温が上がると首周りがあいている方が当然涼しいし快適だからです。
着こなしでも釦をあけたりしますし、アロハシャツ、キューバシャツなどの開襟シャツを思い浮かべます。

今自分が面白いと思うのは、釦を開けなくても開襟のように衿ぐりがきれいな形で、衿は低くて身頃にのっていて、甘過ぎず辛くもない、カッコよくも可愛らしくも着こなせるような雰囲気になるようにと仕上げました。
衿の雰囲気を優先すると自然に、シンプルなフレンチスリーブになりました。
着て頂ける方の個性を生かせるシャツになっていればうれしいです。

ブラウンカラーのシアーな素材は、綿のオーガンジーです。
平織りで透け感があるので柔らかそうですがハリが強めです。ハリが強いのでシルエットがしっかり出せましたが、透け感がある為、ボリュームは感じない仕上がりになりました。
透ける素材を意識したパターンなので、胸ポケットがアクセントになっています。
ストレートカットで作りました。着丈が短めのデザインですが、色々なボトムスやワンピースと組み合わせてみてスタイルが良く見えると思ってこの丈に決めました。
暑い季節にキャミソールワンピースやタンクトップにさっと羽織れば涼し気なスタイルの完成です。

黒のラウンドカットはレーヨンの平織りです
薄手で落ち感があって適度なハリと透け感があります。
表面に艶があって黒がより濃く感じられます。ポケット無しにして仕上げました。
フラットカラーだと釦選びが幅広いように感じました。黒地に白色も合いやすいし、色々試せると思います。
リネンやワッシャー加工の素材も爽やかな仕上がりになりそうです。

詳細は「catalog」のページの「blouse」のページをご覧下さい。