新作


2022.10.14
J2209「シングルテーラードコート」

昨年の冬に、娘が長い期間着ていたジャケットのようなコートのような、どちらでも無いようなアウターがありました。某ファストファッションブランドのものですが、秋から春先まで毎日のように着ていました。それは茶のグレンチェック柄のウールで、中位の厚みの素材で恐らくフラノではないかと思います。
その服を色々な角度から分析してみると、なるほどな、と思うバランスに気が付きました。それと同じではありませんが、今回はそういったバランスを取り入れて作ってみました。

身幅は適度なゆとりで広過ぎないストレートシルエットです。シングルブレストあきで、細長いテーラードカラーが縦のラインを強調してくれます。
袖ぐりも大きめで、インナーにニットやライトダウンなども重ね着しやすいようになっています。
ロング丈とショート丈の2種類の丈が作れます。
ロング丈は長過ぎないバランスで、ブーツがとても似合うようにしました。
ショート丈は股下とヒザの中間位の丈でショートとは言っても長めのジャケットの様な丈です。
全体の雰囲気で、テーラードカラーの辛口の要素もあるので、甘めのワンピースやスカートなども中和してくれるので、幅広いアイテムと合わせやすいと思います。
今回はウールの毛足のある素材で作りましたが、綿のバーバリー、ギャバ、サージなどトレンチコートで使うような素材でも作ることが出来ます。選べる素材が幅広いデザインが特徴です。

ロング丈のブルーグレーはソフトメルトンで、ウール90%ポリエステル10%で厚みがありますが、織り目は詰まり過ぎずソフトな感じです。
少しハリと重さがあります。厚みや表面の柔らかさでコートらしく仕上がりました。色目もスモーキーで今の気分に合っていて新鮮な感じがします。
素材の縫いやすさで言うとしっかり厚みがあったのでポケットが少し縫いにくさがありますが、説明書通りに進めて頂ければ問題なく仕上がります。
では、コートらしく仕上がりつつ、縫いやすさもある素材は?というと、ウールのメルトンでも厚過ぎない事です。さらに適度なハリがあるときれいに仕上がります。
アレンジでくるみスナップを使いました。

ショート丈は黄色が強めのカーキ色のメルトンです。やはりウール90%ポリエステル10%で厚みとハリがあります。
織り目が詰まっていて硬めの質感でしっかりと重さもあるので、シルエットが出る仕上がりとなりました。
丈の印象もあってジャケットのようなコートのような雰囲気です。
パンツはもちろんですが、長めのスカートやワンピースとも合わせやすく着こなしの幅が広がると思いました。
はっきりとしていないカーキ色が今の雰囲気に合っていてコーディネートが新鮮に見えますね。
最近の流行で、服の素材の色とは違う黒系の釦を合わせるのをよく見ます。釦ホールの糸は服と同色ですが、黒っぽい釦を使うと少しきりっとした印象になりますね。
今回は同系色の釦を使用しましたが、次は黒系を使おうと思いました。

詳細は「catalog」のページの「coat」のページをご覧下さい。