新作
2023.9.29
J2308「スタンドカラーコート」

今年のコートは、辛口な印象のスタンドカラーコートです。
大きめの衿ですので、あごに当たるのでは?とご心配になるかもしれませんが、大丈夫です、安心して下さい。
ゆとりのある大きさで前の衿ぐりが深めですので、あごが中に入るようになります。
釦を留めて着るとシンプルですっきりとしたカッコよさがあるように思います。マフラー無しで防風、防寒にもなります。
衿の釦と第一釦を開けるとまた全然違った印象でワイドカラーのように見えます。
少し打ち合わせが深い為に、こういった衿の印象になるのですね。
身頃はストレートシルエットで、オーバーサイズほどではありませんがゆとりが少し多めとなっています。
肩幅は広め、幅広めの2枚袖はゆるいテーパードラインです。
身頃は適度なゆとりがあり、重ね着にも向いています。
アレンジでスナップを付ける事も出来ます。
脇のスラッシュポケットや衿もシンプルな仕様で縫いやすくなっています。
着丈をジャケットのショート丈とコートのロング丈の2種類作れるようになっています。
印象が全く変わるので是非試して頂きたいです。
ロング丈のコートの黒い素材は、ウールのメルトンです。厚みとハリがあってしっかりとしています。
メルトンの中では、中位の厚みで適度な重さもあります。
表面に少し艶があり、滑らかな感触です。
シルエットもしっかり出てカッコいい仕上がりになりました。
重さが気になるという場合は、メルトンでも少し薄手のものやモッサやシャギーなど少し軽めの素材もあるので選ぶ時に比べてみると良いですね。
メタル釦で足つきを選びました。糸を通す穴が表に出ないのですっきりとした印象です。
釦の数が少ないので、配色やメタルなども合わせやすいと思いました。
ショート丈の黒と白の千鳥の素材は、ウール90%ポリエステル10%のリバーシブル素材です。
厚手よりも少し薄く中厚くらいの厚みで、織り目は細かすぎず適度な重さです。
適度なハリがあり、シルエットがしっかりと出た仕上がりになりました。
千鳥柄はもう少し大きい柄が希望でしたが見つかりませんでした。でも細かい柄だと柔らかい印象でコーディネートしやすいようにも思いました。
このパターンはコート用の厚地だけでなく、少し薄手の厚みでトレンチコートに使われる素材なども合わせられると思います。
バーバリー、グログランなど適度なハリがあると、衿の形に合うと思います。
このサンプルの衿は肩で前後に分かれていましたが、修正後に1枚の衿となっています。ステッチ、釦、裏地は黒を選びました。
詳細は「catalog」のページの「coat」のページをご覧下さい。