新作


2021.9.10

P2108「ワンタックワイドパンツ」

前パンツにタックが1本入った、ドレス仕様のきれい目ワイドパンツが欲しくなって作りました。ざっくりした大きめのニットなどのトップスに負けないボリュームがありながら、ドレス感のあるきれい目パンツです。
ゆったりとしていますが、シルエットはきれいめに見えるように少しだけ裾にかけて細くなるテーパードラインになっていて、スラックスのようなきちんと感があるように工夫しました。
センタープレス(折り目)はタックとつながっていて、リラックスした雰囲気にきれい目の感じがプラスされているのが新鮮でとても気に入っています。

ウエストは後ろのみ平ゴム仕様で体型に合わせやすくなっています。裏地も付いていてウールや透け感のある素材でも作りやすいです。
今回はウールのサンプルでしたが、タイプライター、チノなども春先からの着こなしに合いそうですし、麻素材で光沢のある素材で丈をくるぶしの上くらいに短くしても軽く爽やかな仕上がりになると思っています。
センタープレスと色々な素材で丈を変えて組み合わせるとどんな雰囲気に仕上がるか考えるととても楽しみです。

このワンタックワイドパンツの特徴は、ワイドな幅で裾にかけてフレアーが入っている、ウエストが平ゴム部分とベルト部分でフィットして着られる為ウエストがすっきりとしている、という所です。
P1901はストレートに近い少しだけ丸みのあるワイド幅のシルエットで、P1109はほぼストレート幅のワイドシルエットでウエストベルト仕様となっています。イラストや仕上がり寸法で比較して違いを見て下さい。
感覚的な分もあり説明が難しいですが、新作は、パタンナーとして「今の雰囲気」を表現しているつもりです。

黒はウールギャバです。中肉くらいの厚みで織り目が細かくしなやかで少しハリもありますが、ポリウレタンが少し入っているので落ち感もあります。
シルエットもしなやかに落ちる布の為、上品な仕上がりとなりました。
黒は縫い目などがはっきりと見えにくいので、シルエットがくっきりとして見えるのでウエストが少し見えるような着こなし、例えばトップスの前裾だけ少しウエストに入れるなどすると、縦のラインが強調されてスタイルが良く見えると思います。

グリーンっぽく見えるライトグレーはウールのサキソニーです。厚みは少なく柔らかい手触りで、ハリは少ない落ち感のある素材。
とろみのある素材なのでシルエットが柔らかく、身体の動きによってドレープ感が出る為、下半身が華奢に見えると思いました。

ライトグレーはコートなど重くなる重ね着の着こなしに取り入れると軽い雰囲気が出せるので、個人的にウールのボトムスでは作る事が多いです。
ヒールのあるパンプスなどを合わせてもハンサムな雰囲気なので甘くなり過ぎないと思います。
サマーウールやトロピカルなどで作ると春~初夏にも着まわせると思います。

詳細は「catalog」のページの「pants」のページをご覧下さい。