新作
2025.3.28
B2501「シャーリングネックブラウス」

カーブしたバンドカラーからのギャザーがふんわりと身幅にゆとりのある、ラグランスリーブのブラウスです。
実は5年前に作って撮影していたブラウスなのですが、どうしようかな~と発売を延期してしていたブラウスです。
しかしながら個人的には毎年春~秋までの時期に結構着用していて、とても気にっているデザインなのでやっぱり発売しようとサンプルを作り直しました。
前中心の衿ぐりに縫い目利用のあきがあります。あきのリボンで結んで着るプルオーバータイプで、リボンの結び方もゆるくしたり、蝶々結び以外にも出来るので自分に合う雰囲気で着こなせます。
袖が2種類付いています。長袖と細いカフス付きは釦ループで釦ホールではないので、ホールを開けるのはちょっと難しいという場合でも心配ありません。
7分袖はゆとりのある袖口のテーパードラインですっきりとして暑い季節にも涼しげです。丈を好みに調整しやすいです。
袖ぐりにゆとりがあるので重ね着にも向いていますし、着丈を変えるとワンピースにも作れます。
飽きのこない長く愛用して頂けるデザインに仕上がっているのでは、と思っています。
白地にブルーの素材はリバティのタナローン。画像ではそこまで分からないかもしれませんが、建築設計図から作られた幾何学柄で、ブループリンツという名前で販売されています。
リバティプリントは柄のデザインが幅広く、可愛いものだけでなく、こうした面白いものもあり、つい使いたくなります。今回このデザインの発売に至ったのも、シンプルでベーシックなデザインとこうした面白い柄との組み合わせの相性が良く、生活が楽しめると思ったからです。
リバティのタナローンは糸が細くてしなやかで適度なハリ感があり、シルエットも綺麗に出せて縫いやすく滑らかで着心地も良いので感心します。
季節を問わず着こなせるかと思い、長袖で作りました。
薄手のタートルネックなどとも合いますし、透けない色であれば、さっと1枚でも着こなせます。
これは印象の強い柄で難しいかなと思っても、ギャザーになると柄が細かいひだとなり柄の強さを中和して馴染むように思うので、ギャザーのあるデザインには柄物を合わせたくなります。
ジャケットなどを上に羽織るとセンターに柄がチラッと見えて、それも素敵だなと思いますし、コーディネートのアクセントにもなりますね。
濃いめのボルドーカラーは綿ボイルです。ボイルは糸に強く撚りを掛けてあるのでシャリっとした感触の平織りで薄手の素材です。
適度なハリと透け感があります。薄手なのでシルエットは細目に仕上がりました。
ボイルはどう使うかいつも悩んでいましたが、ギャザーのお陰で細すぎない柔らかい雰囲気に仕上がりました。
地味な色の素材でもギャザーで立体感と可愛さが出せますし、ギャザーは選べる色の幅も広いと思います。
シャリっと感が夏向きだと思い、7分袖で作りました。初夏~暑さの残る長い秋まで着やすい雰囲気のブラウスになったかと思います。
写真にはありませんが薄手のリネンで7分袖で作ったブラウスも5年愛用しています。こちらの色はパステルカラーなので秋までは着ていません。
素材や色で季節を設定してブラウスをお作り頂くのも楽しいですね。
コーディネートはどちらもP2404「ワイドストレートパンツ」です。
詳細は「catalog」のページの「blouse」のページをご覧下さい。