ある日のチョメ
2024.10.21
「ネコの魅力」
今日はかなり寒くなりました。明日以降は分かりませんが、本格的な秋到来といった感じでしょうか。
あれほど暑かったので、遅い台風が結構来るかと思っていましたが大丈夫なようです。このまま秋が深まっていって欲しいものです。
ネコを飼って分かった事。ネコは走るのも歩くのも美しい動物だという事です。
犬を飼ったことはありましたが、犬よりも身体の動き、流れがスムーズです。犬も馬でさえも、特に歩く時はトットットという感じで歩きますが、ネコは歩きさえも滑らかです。ネコ科のチーターが最速というのも頷けます。
多くの人がネコをずっと見ていも飽きないのは、その動きの滑らかさ優雅さにあると思っています。ちょっとずるいくらいの美しさです。
動物界でオリンピックをやったら、ネコグループはぶっちぎりで優勝するでしょう。無敵の運動神経です。
このアスリート力が、何者にも媚びない生き方を選ばせているのでしょうか。
ネコのように生きたいものです。
2024.10.2
「ペットにとっての温暖化」
ようやく涼しくなってきて本当にホッとしています。それは自分たち人間にとってもそうですが、特にネコの為にです。
ネコは太陽の当たる2Fの南側の窓際が大好きです。分かる気がしますが、真夏の猛暑日でもその場に陣取ったりします。ネコ飼い派からは同じ嘆きを聞きますので、暑さよりルーティーンを優先しているのだと思われます。
ですので、真夏日を超える日は1Fの東側の部屋へ避難させます。この部屋は窓際が無いので嫌がりますが、すぐに涼しい机の下のダンボールに収まります。慣れてしまえば涼しい方が過ごしやすい事は体感できるようです。
夏は毎朝移動させますが、エサで釣っています。「ごは~ん」と連呼して下まで誘導します。最初は抱っこして強引に連れ去っていましたが、「何かされるのか?ネコ医者か?」とばかりに警戒して逃げるようになりました。そこでエサ誘導作戦となりました。ネコ飼いの間では色々な作戦があるようです。
マンションなどでお勤め派は1日中エアコンをつけっぱなしにしている方も多いようですが、我が家は南向きの部屋と東向きの部屋では室温がかなり違うので、外出時も部屋を変えれば問題ないです。
今年はこの移動日が本当に増えました。温暖化問題はペットにとっても大きな問題です。
そして我が家も大きな決断をします。来年4月から一番涼しい東向きの部屋に仕事場を引っ越しさせる予定です。現在はここを娘のアトリエとしていますが、来年から就職して通勤する予定なので今の仕事場と入れ替えます。電気代も含めて、少しでも涼しい場所を有効活用しようという事です。
少しでも温暖化対策を何か実行に移したいと思います。
2024.9.18
「ネコ飼いの朝」
ネコを飼って分かったことに、ネコは「よく吐く」があります。
ネコはきれい好きで暇さえあれば、身体をナメナメしています。舌で身体じゅうをペロペロしているあれです。良く見ますよね。
お陰でネコはあまり匂いがしません。清潔好きな動物です。
対して犬はたまに身体を洗わないと匂いに耐えられなくなります。昔良くシャンプーで洗いました。それはそれで可愛かったですが。
ネコはものすごく毛が抜けます。ネコの毛は結構硬く太いです。ゆえにペロペロ時に自分の毛を吸いこんでしまうのでしょう。時々、毛玉を中心とした嘔吐物を吐きます。
この嘔吐はだいたい朝方が多く、朝起きた時に気付く事が多いです。ですので朝はまず注意が必要です。
ただごくたまに、寝ぼけている朝に踏んづけてしまう時があります。そんな時は眠気はぶっ飛び大騒ぎとなります。
ネコ飼いの家から朝悲鳴が聞こえたら、それは間違いなく「踏んで」いるはずです。
2024.8.15
「ネコ医者へ」
やはりネコを飼って知ったのは、ネコは腎臓病にかかりやすいという事。これは人間のように塩分摂り過ぎではなく、原因ははっきりとは分かっていないらしいです。
少ない水でも生きれる環境に適合しようとしてきて、もともと腎臓に負担がかかる生物というネコ医者の説明です。出来るだけ水分を取るようにさせてきましたが、自分からは積極的にはあまり飲まないできましたが、年齢とともに腎臓に負担がかかる頃で、水をたくさん飲むようになったら逆に注意が必要とのアドバイスを受けていましたが、最近急に水をたくさん飲むようになって不安になっていました。
しかし夏ですし暑いのでのども乾くよなぁ~と思っていましたが、さらに少し歯ぐきが腫れてもきていました。
ネコはまた口の病気も多いらしく、歯石などがたまり歯周病になる事も多いのです。歯石をチェックしてネコ用歯磨きで定期的に磨いていますが、こちらもまた年齢とともに避けられない症状です。
暑さのためか少し元気が無いのもあり、緊急でネコ医者に連れていく事になりました。
医者に行く時しか外に出しませんので、毎回大暴れします。毎回眠らされる注射をされ痛い思いをするので仕方が無いですが、ネコ医者はかなり嫌われています。ネコ医者はすぐ近くなので、連れて行くときは洗濯用ネットをかぶせてリュックに入れて一気に連行します。可哀そうですが、これだと呼吸は出来ますし視界も確保できます。体力的に、手で持つゲージはもう重くて運べません。リュックが楽です。おとなしくなります。
結局問題はなく、いつも通り抗生剤をもらって帰ってきました。それにしてもこの暑さ。野良は生きられないでしょう。野良にとってはどんどん過酷な環境になっていくばかりですね。
2024.6.24
「好きなもの嫌いなもの」
ネコを飼う前から分かっていた事で飼ってみたら実感した事。
ネコは袋や箱が大好きだという事。そして掃除機が大嫌いという事。
袋や箱が来ると必ず一度は入ります。気に入ってその後も入り続け、しばらくネコ家になるか、二度と興味を示さないかに分かれます。ちょうど良いタテヨコ深さがあるようです。
袋や箱に入る姿が可愛くて癒されます。特にダンボールはその後壊れるまでネコ家となったりします。
先日は掃除機が壊れて新しいものに買い換えました。掃除機の進化に驚きつつ、逃げ回るネコが可愛いです。ついつい掃除機で追いかけてしまいます。
以前実家で飼っていた犬はわりと掃除機が好きだったのですが、ネコは犬より臆病で慎重です。我が家のネコだけでしょうか。
我が家では掃除機が毎日ネコを追いかけまわしています。新しい掃除機が楽しいですが、それ以上に毎日一緒に遊べる時間が幸せです。
2024.5.27
「心を開くまで」
夫婦ともネコを飼うのは初めてで、しかも保護ペットを飼うのも初めてで、最初は戸惑う事ばかりでした。最近はテレビも動物番組が多くなり、保護犬・保護ネコの飼育法みたいなものも勉強になりますが、当時はまだ保護ネコに対する認識も今ほどでなく、チョメは手を近づけるだけで、大きく目をむき、身体をこわばらせて威嚇する状態でした。ほとんどケージの奥から出てこようとしない。どれほど怖い体験をしたのか心を閉ざし、人の手を怖がっていました。
毎日、家族みんなで、やさしく名を呼びながら話しかけ世話を続けました。だんだん威嚇する事はなくなり、それからケージの奥から少しづつ出てくるようになったけれど距離はなかなか縮まりませんでした。
そんな中、その日は突然やってきました。チョメが背中や頭をなでさせてくれたのです。感動の日でした。家に来てからどれくらい掛かったかはっきりとは覚えていませんが、家族一同ようやく飼っていけると思えた瞬間でした。
すっかり安心して生活できるようになった今でも、人の気配を感じると物陰に隠れて出て来なくなります。未だに私たち家族以外は本人を誰も見た事がありません。知り合いのネコたちの中には、かなり人懐っこいネコも多く羨ましいと思ったこともありますが、それぞれ個性と思い、気が小さいビビりな性格も、どこかうちの家族に似ているかもしれないと愛さずにはいられません。
あまり大変だと言うと、保護ネコを引き取る事をためらう方もいらっしゃるかと思うが、たまたまうちがおとなしい子を選んだだけで保護施設にはかなり人懐っこいタイプの子も多かったです。人間の子育ても最初は本当に大変だったですよね。愛情をもって根気よく接していけば、最初は大変でもどなたでもだんだん心を開いてくれると思います。
2024.5.16
「あと何年」
たくさんの方がペットとの日常を綴っておられるのを見て癒され、真似をしてみたくなりちょっと始めてみました。
保護ネコを預かり早いものでもう約10年。彼女も11歳になりました。この先あと何年一緒にいられるのかと考えた時に、何か記録しておきたい、思い出を残しておきたいと思うようになりました。皆さんに見て欲しいというよりも、自分の為の家族の記録です。よろしければお付き合い下さい。
最初は当時小学5年生の娘がネコを飼いたいと言い出したので、それなら保護ネコにしようと当時西国分寺にあった「キャットガーディアン」という保護ネコ施設に見学に行きました。
いたずらで活発なネコよりも、おとなしくて落ち着いたネコを探しました。手が掛からないのではないか、という安易な気持ちでした。子猫を飼いたがる子どもはどうしても元気で活発な子の方に人気が集まりますので、チョメは子猫の中では貰い手が無く、だいぶ施設で過ごしているようでした。
私たちもネコを飼った経験がなく良く分からなかったので、おとなしめであまり人気のなかったメスの三毛ネコを選びました。白ベースにちょっと柄が入っているバランスが美ネコに見えたのもあります。施設の方からはとても感謝されましたが、すぐにその意味が分かりました。ひどい目にあってきたのか、心を閉ざしてずっと怖がった状態でした。
名前は娘が「染(そめ)」と付けたのですが、すぐに呼びやすく「チョメ」と変わってしまいました。
「チョメ」は数日間餌も口にせず、近づいても「シャー」と威嚇してくる状態でした。5日目には無理かもしれないとキャットガーディアンに電話で相談したくらいです。言われたように根気よく声掛け、餌やり、部屋を暗くするようにしながら、少しづつ距離を縮めて行きました。少しづつ餌を食べるようになり、1か月くらいからちょっとづつケージから出てくるようになりました。
人間の10年というのは見た目にも大きな変化がありますが、ネコはそれほどの変化はありません。なのに、ネコの10年は半生です。もっともっと見続けてあげて彼女のネコ生を全うしてあげたいと思います。